という訳で
お花見です。
Happy together
陛下の公務が終わると同時に開始。
残業続きの長兄を幼馴染に協力して頂き有無を言わさず拉致。
渋る王佐は陛下と猊下の色仕掛けで陥落。
眞魔国を実質的に動かしているトップ2人がこうもあっさり引っかかっていいものか?
というツッコみは自分的に楽しくないので考えないことにする。
「うわぁあ。」
揃いも揃った顔ぶれを見渡し感嘆の声を上げる。
何だかんだいってみんなお祭り好きよね。
「陛下ー。お疲れさま。」
「おう!しっかし集まったなぁー。みんなも騒ぎたかったんじゃねぇ?」
「でもまさか、眞魔国で花見ができると思わなかったわー」
笑いながらグラスを渡すと、陛下が不思議そうに答える。
「何で?やりたかったんだろ?」
・・・・何ていうか。こう。
「・・・陛下って。何気にタラシよね。」
「何でだよ!?」
「名付親の影響じゃない?」
「嬉しいなら嬉しいって言えばいいのに。」
がウェラー卿と笑いながらグラスを取りに来た。
左手でにグラスを渡しながら、右手でウェラー卿にグラスを渡す。
流石にエスコートしなれてるっつーか、腰に回されている手がナチュラルにセクハラっつーか。
「さぁ皆様方、グラスは行き届いたかなー?」
猊下が叫ぶと各々右手に持ったグラスを高々と掲げる
「じゃあ魔王陛下から一言ー!」
「え゛ぇ!!」
まってましたー!なんて笑いながら野次が飛ぶ。
「えっと、その・・僭越ながらワタクシ渋谷有利が」
「「「かんぱーい!!」」」
「聞けよ!!」
遅い時間なのにみんなと起きて遊んでいいとお許しの出たグレタがはしゃいでる
すでにほろ酔い状態の王佐とプーは陛下に絡んで、あら、陛下貞操のピンチ?
「っだー!!コンラッド!!どこ触ってんのよ!」
「何のこと?(いい笑顔)」
「!!助けて!」
・・・なるほど。ウェラー卿は酔うと更にセクハラ指数が上がるのねぇ。
あ、お兄ちゃんが赤い悪魔に襲われてる。
グラスに舞い落ちた花びら、
見上げた空に浮ぶ月。
見上げたそのまま後ろに倒れかけて、寸での所で支えられる。
「口開けたままだと花びら入っちゃうわよ?」
「あんまり美味しくないよね。」
「食べたんだ。。」
さも当然とばかりに隣に座るお庭番にグラスを渡して酒を注ぐ。
「あーさんきゅ。ねぇー?水無い?」
「水なんか飲む気かよ。ヘタレー。」
「ヘタレーって、、コレ水で割った方が美味いの。」
「んー?・・・・水無いし。透明だからこれで良いんじゃない?割ってしまえ?」
問答無用で注ぐ。ラベルに「魔王」ってあるけど気 に し な い。
表面張力。にこやかに可愛らしく?
「飲・め?」
「・・・・・・・・・。」
有無を言わせない圧力。渋々一口。あ、不味そう。
「せっかくのいい酒なのにぃ」
「だめじゃないグリ江ちゃんたら。勿体無い。そぉれ一気!おっとこ前ー?」
更にお庭番の受難は続く。
「僕の酒は飲めないって言うの?」
猊下から詰め寄られ。
「ヨザック!かーんぱーい!!」
ジュース片手にグレタからは乾杯させられ。
「ゴチソーサマが聞こえない?」
からお酌され。それを見ていたウェラー卿から冷たい視線を浴びせられ。
「勘弁して。」
ぐったりと膝に頭が落ちてきた。堪えきれずに笑う。
「あらあら、もうギブ?」
「降参。負けました。・・・ていうか飲んでねーし。」
「未成年デスカラ♪」
「もだろ。もしかして姫って酒豪?」
「・・・今頃気づいたの?ねぇところで。」
「なぁに?グリ江すっっごく嫌な予感!」
「一度でいいから酔っ払いの額に『肉』って書いてみたかったのよね?」
「・・・隊長で試してね?」
back