
別れる弱さをヒトのせいにしないで
中途半端な優しさなんてイラナイ
一緒にいた時間を失うぐらいなら
いっそ全てを憎める誇りを頂戴
「二度とかけてこないで」
携帯の中にある自分のメモリを全て消去し、目の前のオトコ
『元』彼氏へつき返す
「それと、あの店には行かないで、って言うかアタシと・行った店には行かないで」
つき返された携帯を見つめ顔を上げようともしない男に言い放つ
何事かを口にしようとしたのが視界に入ったが、無視して最後の言葉でソレを遮る
「ありがとう。たのしかったわ。新しい彼女とオシアワセに」
わざと肩がぶつかるように前へ
そのまま振り返らず進む。
小さい声には気づかないフリをして。
イワナイデ
キキタクナイ
― だったなんて。