Dreamland
「、を見ませんでしたか?」
「・・・おはようございます。ウェラー卿。清々しい朝ね。」
「・・・おはようございます。という時間には少々遅いようですが?」
「清々シイ朝ネv」
「いい天気ですね。」
うふふ・あははと談笑しているにも関らず、その場の空気は冷たかった。。
「で、は何処ですか?」
「二言目にはって、いい年の爺様が『ご飯はまだですかミチコさんやー』って言ってるみたいよ?」
「ご安心を。ボケてはいませんよvただの欠乏症なだけです。」
「ほぉうvそれは大変。そのまま失調症で入院するといいと思うのv」
「そんなことになったらが心配するじゃないですかvに看病されるなら本望ですけどね。」
「・・・・。」
「・・・・。」
『エンギワルー』
互いに笑顔のままなのに背後に竜と虎が見えるのは錯覚か。
愛娘と共に通りがかった魔王陛下は、なけなしの上司として・そして父親としての威厳を見せた。
「お前ら。通路で不毛な争いするのはヤメロ。」
「ユーリ。」
「おはよう、陛下。」
「顔が笑ってても怖ぇんだよ!グレタもすっかり脅えてるじゃねぇか!」
背後からちょこんと顔を出す幼い少女。
脅えてると言うよりは、好奇心で目が輝いているように見えるが、
そこはかとなく、赤い魔女の影響が・・・・・脅えていると信じよう。
しゃがんで目線を合わせる。
「おはよう。グレタ。」
「もうこんにちわの時間だよ?」
「そうかーvグレタはパパ達に似ずおりこうさんねv」
「ユーリもヴォルフラムもお馬鹿さんじゃないよう!!」
「ははは、グレタは優しいなぁvそうだねパパ達はお馬鹿サンじゃないよねー。」
へなちょこでプーなだけだよね。
「・・・お前今。」
「聞きたい?」
「いーえ。」
世の中知らなくてもイイ事だってある。そう思えるだけ俺だって成長してる!と
誰に言うわけでもなく思った陛下だった。
「で、がらみか?」
この2人が争う事といって他に思いつくわけでもなく尋ねる。
「がの居場所を教えてくれないんです。」
「人聞きの悪い。誰も教えないなんて言ってないでしょ?」
「じゃあ教えてください。」
「あら、イヤダ。ウェラー卿。ワタクシがすんなり答えるとでも思って?」
「・・・教えないんじゃん。」
コイツラの会話って疲れる・・・。脱力感に襲われていると愛娘が手を伸ばして
頭をなでてくれた。
「ならあたしの部屋でグリ江ちゃんにメイクしてもらってるわよ。」
「「「へ?!」」」
その場にいた以外の3人が目を見開いて固まる。
コンラッドですら驚きを隠せないようだ。
「え?!?!」
「何?陛下、変な顔ー。ちょっ唾とんだ!!」
もぉーと言いつつ服を気にする。変な顔ってお前・・・。
「・・・ヨザックと?」
名付親の周りの空気が変わる。ササっと愛娘が背後に隠れる。
「早く行ったほうがいいんじゃない?オネェだけど獣だし。」
仮にも付き合ってる(?)彼氏をまるで信用していないその発言はどうなんだろう。
というか、信用しているからこそ部屋にふたりっきりにしたのか?
「・・・。」
「いいの?行かなくて?」
「信用してよいものか、と思いまして。」
「アラ、信用ないのねvそうね罠かもしれないわねぇv」
にこやかに言い放つ。読めない。真相が・・・。
「・・・・。ありがとうと言えばいいのかな?」
「借りは作らない主義なの。例えソレが半分は嫌がらせで出来ていようとも。」
「嫌がらせなんて人聞きの悪い。元気になってくれて何よりですよ?」
その薄茶の瞳を細め苦笑いし、こちらに少し頭を下げの部屋へ向かいだす。
その背中を見送らないうちに食堂に向けて歩き出すを愛娘と共に慌てて追いかけた。
「めっずらしい事もあるもんだ。」
「陛下まで!チョー傷つくぅ」
どこぞのお庭番の口調を真似て言う。
「グレタ、はコンラッドの事キライなのかと思ってた!」
無邪気に嬉しそうに話す娘にうんうんとうなづいてると
「別にキライじゃないわよ?」
「お前。・・・」
「なぁに?」
ものすごくいい笑顔で返されて、やっぱり罠じゃないかと疑ってしまった。
「ウェラー卿がどうこうって言うより、の味方なんだよ。」
誇らしげに笑う姿にちょっと驚いた。
「女同士の友情ってやつ?」
「彼氏に負ける儚い友情ね☆」
やっぱり女はすげぇと思っていると、
「そろそろか・・・☆」
ニヤリ。
少し背筋が寒くなった。のは、 気 の せ い ?
「きゃああああああ!!!!コンラッドの馬鹿!!入ってくるなー!!!!」
遠くで、の悲鳴が響いた。
「・・・なぁアレって。」
「女の裏舞台は、見ちゃいかんのだよ陛下。」
世の中知らなくてもイイ事だってある。そう思えるだけ俺だって成長してる!と
誰に言うわけでもなく思った陛下だった。
余談
「ちょっと。」
「あら、グリ江ちゃんオツカレサマ。」
「何そのまったりしたくつろぎっぷり?!グリ江、隊長に殺されかけたんだから!!」
「無事でよかった?(棒読み)」
「心!心がこもってない!!!しかも何故疑問系?!」
「ふふふv」
「なぁにグレタ?」
「って猊下に似てるね☆」
―ぴしっ。―
本日のMVP。グレタ嬢に大決定。
〜先日、友人宅へ伺った際に彼女は黒塗り美顔パック中で「こんな姿彼氏には見せられない!」と
何とも可愛らしいことをほざいておりました。ホント逐一面白い子だなぁ☆で、ワタシにはいいんかい?
オンナノコはタイヘンなんですぅ。誰もツッコまないとは思いますが、ミチコサンに関してはスルーの方向で。
設定は彩乃嬢より強奪した特効薬より、感謝感謝v 彩乃嬢のお宅はコチラ☆
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